自分の壁を破るという事

実践

Last Updated on 2021年12月9日 by ぜん

「挑戦する」という事は、今まで経験したことが無い世界に飛び込む事。当然、痛みが伴う。

あなたは「コンフォートゾーン」という言葉をご存じだろうか?直訳すると「心地が良い空間」。
挑戦するには、つまりコンフォートゾーンを突破するには、境界にある分厚い壁を突破する必要がある。ほとんどの人がこの壁を突破できずに夢を諦めているのが現状だと思う。ただしここには「大きな勘違い」が潜んでいる。

今日は、この事について考えていきたいと思う。

まずは、日本の教育システムの話から…※結構耳が痛い話です。

今現在の日本の教育システムって、「良い大学を卒業して良い企業に就職すれば一生安泰」という大前提で設計されている。
良い大学に合格するには、「決まった正解を導く能力」が必要になり、この能力が高い人ほど有利になる。当然、授業の中身もこの能力を磨くことに注力するような内容になる。
そして、決まった答えがあるということは答えの導き方もある程度決まっていて、「記憶力」が優れている人間が圧倒的に有利になる。

このシステムは、高度経済成長期の日本においては非常に優れたシステムだった。

しかし時代は流れ、現在においてはこのシステムが人の成長を大きく損ねているシステムになってしまっている。
なぜか。
決まった答えがある問題を解決する能力というのは、社会に出た瞬間に通用しなくなるから。それでも高度経済成長時代には何とかなった。なぜなら、変化のスピードが遅く情報も限られていたから。
しかし今は、今日の常識が明日通用する保証もないくらい変化のスピードが速いし、SNSの発達で情報も溢れかえっている。そんな中で必要となる能力と言うのは「決まった答えが無い問題の最適解を導く能力」、つまり、「自分の頭で考え試行錯誤を繰り返しながら結果を出す能力」。
そして、いざ壁を突破しようという時に必要になってくる能力こそが「決まった答えが無い問題の最適解を導く能力」。

この能力は、現在の教育システムの中で鍛える事はほぼ不可能。
その結果、いざ壁を突破しようとする時に「突破するための手段を考える思考回路」を持ち合わせていないから突破できない。仮に持ち合わせていたとしても、「壁に梯子をかけてよじ登る」くらいしか思い浮かばない。つまり、一つのパターンしか思い浮かばないような思考回路になってしまっている。

自分の能力に関する勘違い

そしてここで勘違いが発生する。どういう勘違いか?
「自分には能力が無いから無理だ」

思考が停止してしまう。

ここでの正しい解釈は「壁を突破するための思考法を学んでないから分からない」。決してあなたの能力が無い訳ではない。

では、どうすれば良いか?
答えは簡単。その壁を突破した経験がある人のアドバイスを聴く。あるいは本を読んだり、今であればSNSで調べたりYouTubeを観たり。

例えば、目の前に本当に物理的な壁があったとする。その向こう側には素晴らしい景色が広がっている。さあ、どうやって景色を観る?

・よじ登る
・壁の下に穴を掘る
・壁が無い所から回り込む
・重機か何かを持って来て壁を破壊する
・壁を爆破する(極端だけどw)
・棒高跳びの要領で飛び越える(極端だけどw)
・ヘリコプターなり飛行機なりで飛ぶ(極端だけどw)

ちょっと考えただけでもこれだけ方法がある。

僕はさっき「物理的な壁があるとする」とだけ伝えた。その壁がどれだけ高いとか、どれだけの幅があるとか、どれくらいの厚みか、また道具の指定もしていない。
つまり、どうやって突破しようともあなたの自由。
僕が伝えたのは「壁を突破してください」だけ。

ここで重要な事実を一つ。
壁を突破する事を諦める人は「突破する前から諦めている」。考える事を最初から放棄してしまっている。

自分の壁を越えられない人って、実力的に超えられないのではなくて、どうやったら超えられるかの思考方法を知らないだけ。逆に言うと、こういう時の考え方を学んでさえいれば、どんな壁が現れようともその都度手段を考えて乗り越えられる。

今回は物理的な壁について考えてみたが、物理的な壁ではなく心理的な壁や可能性の壁の場合はもっともっと手段が考えられるハズ。

最後に一つだけ声を大にして言いたい!

「自分の能力を見くびるな!」

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ぜん

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日本版の引き寄せの法則である「予祝」を発信しています。 約20年前に「末梢神経障害」と「強迫性障害」を発症しましたが、予祝を使って強迫性障害をたった10ヶ月で完全に克服。難病の末梢神経障害も完治に向かってます。このサイトでは、予祝の考え方や実例を発信しています。

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